古代ローマのカッシア街道を走り、天空の町チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ(Civita di Bagnoregio)へ
2020年 08月 20日
ピエンツァからローマ街道の1つカッシア街道を走り、天空の町、チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ(Civita di Bagnoregio)へ。
本来この町の名前はチヴィタだったそうです。現在は隣町のバーニョレッジョのチヴィタという名前で呼ばれています。
バーニョ(お風呂)ということから、周囲は温泉が湧き出る火山地帯だそうです。そのため度重なる大地震によって町の崩壊が約1000年にも渡って続き、1764年に起きた大地震により、チヴィタとバーニョレッジョをつないでいた唯一の道が崩壊したそうです。
展望台からの景色。切り立った高い崖の上に、まるでお城のようにチヴィタの町がそびえています。周りには、凝灰岩の白い岩肌と丘が広がっています。
町の入口までは、300メートル以上の細く長い橋がかかっています。1925年には650人いた人口も、現在は20人足らずだそうです。
町にはトラットリアやバールもあります。
サンタ・マリア城門に戻り、
この地域は、トゥーフォ(tufo)と呼ばれる火山噴火による凝灰岩でできていて、風や川の侵食なを受けやすく、自然による変わった形状の土地が多いそうです。そのためエトルリア時代から古代ローマ時代にかけて、敵から身を守るために自然の城壁を利用した丘の上に町がいくつも作られたそうです。その丘の町の代表、世界一美しい城塞都市といわれるオルヴィエートに向かいます。
by Laviequotidienne | 2020-08-20 07:10 | イタリア