【イタリア・ウンブリア州】ゴシック、ロマネスク、ビザンチンの完璧な融合!燦然と黄金に輝くオルヴィエート大聖堂

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静かに鑑賞したかったので、少し早めにドゥオーモへ。

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第一印象は、装飾よりも色彩の鮮やかさ、そしてなんてエレガントな大聖堂。
オルヴィエートは、日本ではまだあまり知られていませんが、人気の観光地だそうです。

紀元前まで歴史を遡ることのできるオルヴィエートは14世紀頃、シエナのライバルとして栄え、ローマ教皇もローマ不在時にはオルヴィエートに滞在したそうです。そのため、このようなイタリアを代表するゴシック大聖堂が存在するそうです。

着工当初はロマネスク様式だったそうですが、最終的にゴシック様式の教会として完成し、その後も増改築が続けられました。延べ33人の建築家、152人の彫刻家、68人の画家、90人のモザイク師の手が加えられたそうです。中心となった建築家は1300年の初めに指揮を執ったシエナの建築家兼彫刻家のロレンツォ・マイターニだったためオルヴィエートのドゥオーモは、シエナのドゥオーモによく似ているそうです。

この美しいファザードは、薄肉彫りの装飾で覆われ、4本の大きな柱と、3枚のブロンズ扉からなっています。

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モザイクの聖母マリアの戴冠。
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聖母マリアの被昇天。モザイクは24金の金箔をガラスに張り付けるというビザンチン工法で制作されています。
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色大理石の微妙な色彩のアクセントが美しい。
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ねじれ柱の中にも精緻な彫刻やモザイクが施されています。
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正面の大きなタンパンは、半円アーチ(ロマネスク様式)ですが、両端のものは、尖塔アーチ(ビザンチン様式)。
建築は長きにわたるので、色々な様式が混じることは多いのですが、オルヴィエートのドゥオーモのようにゴシックに少なからずビザンチン、ロマネスクが混ざっていながら、完成度高く融合しているところが素晴らしいです。

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繊細な装飾が美しいブロンズの扉は20世紀を代表する彫刻家エミリオ・グレコによって制作されたもの。

4つの柱の浅浮き彫りはそれぞれテーマをもっており、左から
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①旧約聖書のシーンと世界と人間の起源
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アダムの肋骨を抜いているところ。
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アダムとイヴが禁断のリンゴを手にするところ。
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悪そうな蛇の顔!
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楽園を追い出される2人。
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これが人類最初の殺人。アベルを殺すカイン。
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②旧約聖書のシーンと予言者たち
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③新約聖書のシーン(キリストの生涯)
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受胎告知。
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東方の三博士。
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エジプト逃避。
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ユダの接吻。
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キリストの変容。
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④最後の審判
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最後の審判で地獄に落とされた人達。

内部もルカ・シニョレリやフラ・アンジェリコが手がけた興味深いフレスコ画があります。
(内部は写真撮影禁止です)。
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ずっと眺めていたいオルヴィエートのドゥオーモ。立ち去り難いですが、次の町に向かいます。







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by Laviequotidienne | 2014-08-05 04:18 | イタリア  

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