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【ウンブリア州】世界一美しい崖の上の城塞都市、オルヴィエートへ

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チヴィタ・ディ・バーニョレッジョからオルヴィエートに向かいます。SS71の途中から見えるオルヴィエートの町が美しいと聞いて、ナビに入れます。
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オルヴィエートの町が見えてきました。
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車が駐車出来る大きな展望台。オルヴィエートはその独特の姿から、「オルヴィエートの観光はオルヴィエートに到着する前から始まる」と言われています。
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展望台からのオルヴィエートの町。秋から冬にかけてはこの崖に霧が立ちこみ、雲の上にぽっかりと浮いた天空の城に見えるそうです。
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隣には、オルヴィエートのワイン畑。
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いよいよ町に入ります。
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ホテルで少し休んでから、地元の人に人気と言われているTrattoria del Moro Aroneへ。
ウンブリア州は、トリュフの名産地です。
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グラスワインは、もちろんオルヴィエート・クラシコ・スーペリオーレとウンブリア州の土着品種のグレケットをグラスで。Taltara al tartuto(トリュフのタルタル)。テーブルでトリュフをたっぷりかけてくれます。トリュフは、口当たりのよりまろやかなオルヴィエート・クラシコ・スーペリオーレにぴったり。
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Misto cinghiale(イノシシの前菜の盛り合わせ)。
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ウンブリア州のDOCGであるサグランティーノ・ディ・モンテファルコを注文。1本は飲めなそうだったので、カラフで。
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Pappardelle al cinghiale(イノシシのパッパルデッレ)。
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ポルチーニとトリュフのタリアテッレ。これもテーブルでトリュフをたっぷりかけてくれます。
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デザートは、パンナコッタのチョコレートがけ。
カフェを2杯注文して、4€のコペルト(テーブルチャージ)を含めて58.5€。
サービスも機敏ですし、味も美味しく、大満足なディナーでした。
食後町を散策。
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ジェラート屋さんは、まだ開いています。
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オルヴィエートのドゥオーモ。ファサード(正面)は、美しいモザイクで飾られています。
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側面は縞模様。
ドゥオーモは、明日の朝しっかり見学する予定です。



# by Laviequotidienne | 2020-08-24 07:07 | イタリア  

古代ローマのカッシア街道を走り、天空の町チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ(Civita di Bagnoregio)へ

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ピエンツァからローマ街道の1つカッシア街道を走り、天空の町、チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ(Civita di Bagnoregio)へ。
本来この町の名前はチヴィタだったそうです。現在は隣町のバーニョレッジョのチヴィタという名前で呼ばれています。

バーニョ(お風呂)ということから、周囲は温泉が湧き出る火山地帯だそうです。そのため度重なる大地震によって町の崩壊が約1000年にも渡って続き、1764年に起きた大地震により、チヴィタとバーニョレッジョをつないでいた唯一の道が崩壊したそうです。

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ローマ街道の1つ、カッシア街道(Via Cassia, SR2)。今回ピエンツァに立ち寄った一番の理由は、ピエンツァチヴィタ・ディ・バーニョレッジョ間カッシア街道を走りたかったためです。

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チヴィタ・ディ・バーニョレッジョの展望台に到着。2500年以上前にエトルリア人によって作られたこの町は、風や雨によって浸食した土地で、今もなお徐々に浸食が進んでいて、いずれは自然に消滅してしまうとも言われているそうです。そのため‟死にゆく町”と呼ばれ、町の道路標識にもil paese che muore(死にゆく町)と書かれています。

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展望台からの景色。切り立った高い崖の上に、まるでお城のようにチヴィタの町がそびえています。周りには、凝灰岩の白い岩肌と丘が広がっています。
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町の入口までは、300メートル以上の細く長い橋がかかっています。1925年には650人いた人口も、現在は20人足らずだそうです。

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橋の手前の駐車場に車を停め、入場料を払い、橋を渡って町にに向かいます。
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かなりの傾斜に見えますが、見た目ほど登るのは大変ではないし、怖くもないです。登っているときにバイクに乗った町関係者らしき人とすれ違いました。
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2匹のライオン(チヴィタがオルヴィエートの有力な一族、モナルデスキ公に対して蜂起を起こした時のシンボル)が前足をかけるサンタマリアの扉。
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死にゆく町、という外から見た険しいイメージに反して、中世を思わせる可愛らしく明るい町。
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町の中心にある、ロマネスク様式のサン・ドナート教会。
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チヴィタの名産はオリーブオイル。近年のウンブリア州産オリーブオイルは、イタリアで一番美味しいと言われていたトスカーナ州産より評価が高いです。
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可愛いマグネットやポストカードも沢山ありました。
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のんびりした猫が沢山いました。モロッコでも思いましたが、暑い地域の猫は可愛いです。
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町にはトラットリアやバールもあります。
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サンタ・マリア城門に戻り、
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橋を降りて、帰ります。
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実際見ると写真よりも迫力があります。観光客は主にイタリア国内から日帰りの人が多そうでした。
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この地域は、トゥーフォ(tufo)と呼ばれる火山噴火による凝灰岩でできていて、風や川の侵食なを受けやすく、自然による変わった形状の土地が多いそうです。そのためエトルリア時代から古代ローマ時代にかけて、敵から身を守るために自然の城壁を利用した丘の上に町がいくつも作られたそうです。その丘の町の代表、世界一美しい城塞都市といわれるオルヴィエートに向かいます。


# by Laviequotidienne | 2020-08-20 07:10 | イタリア  

【世界遺産】オルチャの谷を眺めるためにトスカーナ州のピエンツァへ

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モンテロッソ・アル・マーレから300kmのトスカーナ州のピエンツァに向かいます。写真はイタリアのサービスエリア、Auto Grillのパニーニ。
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風景がだんだんとトスカーナらしくなってきました。
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ピエンツァに到着。
目的は、東西400mほどの小さな町、ピエンツァの町の背後にある世界遺産のオルチャの谷です。
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まずは町の散策へ。ピッコローミニ宮。
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カテドラル。
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エノテカ(ワインショップ)。先を急いでいるので、中へは入りません。
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オルチャの谷を眺められるスポット、城壁に沿って造られたカステッロ通り。
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オルチャの谷。夏になると牧草が刈り取られるので、緑の麦畑が一面に波打つ美しい風景は、春から初夏にかけてだそうです。後ろの山は、古代の火山、アミアータ山です。18万年前から火山活動を停止していて、この周辺では温泉が楽しめるそうです。
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ローマ街道の1つ、カッシア街道(SR2)で天空の村、チヴィタ・ディ・バニョレージョ(Civita di Bagnoregio)に向かいます。
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刈り取られた牧草がロール状となって、金色に光る畑に点々と置かれています。
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トスカーナのシンボル、お行儀よく並ぶ糸杉。




# by Laviequotidienne | 2020-08-19 07:13 | イタリア